リスクコントロールについてーリスクにコントロールされるな!
スガワです。
ふとツイッターランドを散策しているとこんなつぶやきに出会いました。
40年後の政治の意思決定がどうなってるかは予測ができなく、また個人ではコントロールできないので、人生設計に組み込むべきではないと思ってる派です pic.twitter.com/YyXc5uTKwT
— けんすう (@kensuu) 2017年12月7日
この方はIQが2万くらいあるんじゃないかと思う。
さて、上の文で僕が気になった情報は
「個人(自身)でコントロールできないことを人生設計に組み込んではいけない」という所です。
世の中には自分でコントロールできないことがうまく行く前提で物事を進めてしまうことがたくさんあります。
これはリスクをコントロールせず、リスクにコントロールされてしまうということ。
実体験としてわかったことですが、これはよく投資やお金の管理でも起こる。(特にブローカー経由の海外への投資)
トラブルがあった時に自分では解決ができないのにもかかわらず、右往左往して消耗してしまうことは誰しもあると思います。(契約書がない無い。不履行時の責任の所在が曖昧。口頭での金銭貸借など。)
自身100%でコントロールできないものは「無くなっても気にならない」くらいに思って行動しなくては「不確定要素に振り回される」ことになってしまいます。特に人間関係が絡む場合は遺恨を残すことになりかねません。
慌てふためかないように
①「自身がコントロールできないことはしない」
②「若しくはうまくいかなかった場合も織り込んで行動する」
リスクコントロールとはそういうものだと思いました。
友人であったり人間関係が複雑な場合であるときほどしっかりと対策をするべきだと思います。
情に流されて事を運ぶときこそ、失敗を考えないで行動してしまうものだと思いました。
自分の身は自分しか守れないのです。
ちなみに今回の埋め込みツイートを引用する方法は
こちらを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
以上
税務署はどのように仮想通貨収益を捕捉するか?税額の算出方法と交渉の流れ
(2017年/12/08 更新)
税務署をナメてはいけない
国にとってこの仮想通貨バブルは財政赤字を救う埋蔵金のようなものです。
国税庁・税務署は必死になって捕捉しようとしています。
大事な国家税収。その任務遂行の責任は重い。
法律にもリミットが存在しますが、脱税は最大7年間まで遡れるという事例があります。(今後データ化によりますます遡れる年数は増えていくと予想されます。)
さらには脱税は刑事なので破産法の適応除外になっています。
厳密に言うと税金などの租税債権は自己破産でも免責されないということです。
具体的な種類としては
捕捉はどうやってくるか?
結論から言うと「銀行の送金情報」を元に示談交渉になることが予想されます。
まず前提知識として、仮想通貨による収益は原則「雑所得」となりました。(事業として収益がある場合は事業所得になります)
→No.1524 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係|所得税|国税庁
この「雑所得」として収益が確定するタイミングは「リアルマネーへの換金時」とされています。
(2017年12月1日より国税庁より所得の計算方法が発布されました)171208
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/171127/01.pdf
要約:所得計算の発生タイミング
①BTCを円で出金した
②BTCでアルトコインを購入した
③BTCでモノ・サービスを購入した
②については多数のアルトコインをまたいで複数回売買を行うことで、算出方法が複雑になりすぎるため計算は「事実上不可能」と言われています。
さらに海外の取引所を迂回した取引について、税務署の中でも見解がわかれています。(20171217)
そのため実際の税務署の対応としては(国内の場合)
- 仮想通貨販売所より自身の銀行口座に現金を受けたときに物証として残る。
- 税務署は調査対象者に銀行通帳の提出を求める。
- 販売所側の記録と照合し、金額を算出する。
- 支払い税額の示談交渉と確定
- 修正申告(もしくは裁判)
という流れになります。
基本的に税務署は「算出方法がわかないもの」については「いくらだったら払ってくれますか?」という示談交渉を行ってきます。
これが「更正・決定」といい俗に修正申告と言います。
もっとドラマチックにいうと「自白の強要」
一番悲惨なのは、当期の利益が確定した後に価格急落などで納める現金を溶かしてしまった場合です。全部使っていたとしても、税金は免責されないので注意が必要。
実態の伴わない儲け(バブル)に詐欺の横行
そしてこの仮想通貨ブームに便乗した詐欺ビジネスが間違いなく横行します。
- 「あなたの代わりに出金します。」出し子になろうとする者。
- 「新しい仮想通貨が出るんですよ。」出資金を出させようとする者。
- ICO(Initial Coin offering)クラウドセールを語ったもの。
- 「100%儲かる方法教えます。」高額セミナーに勧誘する者。
数えれば枚挙に暇がない盛り上がりです。法律が整備されていないというのはハイリターンであるがハイリスクでもあるということを忘れてはいけません。
以上
寝てもとれない疲れは浸かってとる!交互浴とは?やってわかったお得なこと3
はじめに「交互浴って?」
早速ですが「交互浴」とは皆さんご存知、熱いお風呂(サウナ)と水風呂を行ったり来たりして”カラダをととのえる”ことですね。
自分はもともと我慢するのが苦手でサウナも苦手、水風呂も苦手でした。
しかし今では最低週3回は銭湯に行かないと死んでしまう体質になってしまったと言っても言い過ぎではありません。笑
子供のころはサウナや銭湯の魅力を全く理解できませんでしたが、年齢を経るにつれて得られる効果に納得しました笑
もともと自分は長風呂が苦手なほうで、熱いお風呂は頭がガンガンしたりフラフラしてだるくなるので嫌いだったんですが、
「水風呂に入ればリセットされる」ことに気づいてからは熱いお風呂が好きになりました笑。
我慢すればするほど水風呂に入った時の気持ちよさが倍増するのも魅力の1つですね。
さらに健康と心とお肌に良いというのだからやらなきゃ損ですね。笑
ちなみに銭湯やサウナのほうが良いなと思った理由は、水風呂にドカンと入りたいかららというのと、自宅はユニットバスで準備や掃除がめんどくさいからです。(笑)
細かく言うと副交感神経がどうのって話がありますが、何事も実感してみないことにはわからないものですから、
とりあえず水風呂は熱い風呂やサウナに長く入るためのクールダウンなんだと思って始めるのがちょうど良いかなと。あなたも銭湯民族になりましょう。
理論は後付け!まずは実感!
交互浴はカラダを熱くほぐしたあとに軽く冷やす。
これを繰り返すことでカラダが芯までほぐれます。
自己流の交互浴を見つけよう
これは自分のやり方ですが、自身の体調と銭湯の設定温度に合わせるのがいいですね。
自分がよく行く銭湯は41~42℃、サウナは80℃~、水風呂は15~20℃のところが多いです。
①頭と体を洗って熱いお湯につかるorサウナに入り体を温める(サウナは直行)
②頭の中の血管がガンガンしてきたらゆっくり湯船から出る(良い塩梅を見つける)
③水風呂にゆったりと入る(サウナの場合は汗を流してから入ろね)
④水分補給
これを体力と相談しながら3回ほど繰り返す。
最初は1回とかでいいでしょう。しんどいですから。
「水がンメェ!」と感じたらなかなか追い込めてるのでいいと思いますよ。笑
交互浴は体力の消耗が激しいので、その時のコンディションに合わせてやるといいと思います。
これは睡眠の改善にも繋がります。ぐっすり眠れますよ。
交互浴の効能についてもっと詳しく知りたい方はこちらが詳しいので参考までにどうぞ
実際に交互浴をしてお得だったこと(効果)
①寝ても取れなかった疲れがとれた
交互浴をすることで寝ても寝てもとれなかった体のだるいさがとれました。
基本的に動かさない筋肉は段々と固まり凝りやだるさの原因になります。
もともと人間は全身の筋肉を使って行動する生き物なのですが、現代人はすべての筋肉を毎日使うことなんてないので、使わない節々がサビてきてしまうのですよね。
特に事務職や運動をしない人は効果を実感できることでしょう。
普段体を動かさない人(自分は寝るのが好き)はたった1回やるだけでも効果が実感できると思います。
もちろん運動をした後の疲れたカラダをほぐすのにも当然効果的です。
ちなみに、よく健康のためにジョギングをしている人がいますが、足腰を鍛える以外にもカラダを芯から温めてほぐすという効果があるんですよね。
これを手っ取り早く得れるので運動嫌いにもお得だと思います。笑
②肌がつるつるになった
外にいると土埃と汗が混ざり、汚れが毛穴に詰まってしまう。
しかし強力な洗顔料では肌を痛めてしまうこともありますし、手と泡で届く範囲を削り取るのでちゃんと汚れが取り切れなかったりします。
サウナや銭湯の熱いお湯はすべてのカラダの中から汗や脂などの皮脂汚れを溶かし出してくれます。
自分は顔が荒れる原因(ニキビ)として主に2タイプあり
1、雑菌や汚れなどで外から毛穴が詰まって炎症する外的要因
2、脂もの、チョコやお菓子を食べるなどで中から起こる内的要因
どちらもあっつ~いお湯やサウナで繰り返し汚れを押し出すのが効果的でした!
お風呂をでた後に肌が熱々のままだと水分が蒸発して乾燥してしまうので最後は必ず水風呂で引き締めるといいですね。
するとあら不思議お肌がつるつるになります。洗顔料は必要ありません。
自分は最後に水で引き締めれば大丈夫なのですが、
お肌の感覚は個人差があるので、その後化粧水や保湿クリームを塗って調節するのがいいと思います。
③むくみが取れた
血行が良くなり余分な水分が排出された結果、顔や足などのむくみがとれて見た目がすっきりします。
今でも友人と近くの銭湯に行くことがありますが、そのたびに友人が小顔になるので、その効果で盛り上がります。笑
細かい効果を上げればキリがないくらいですが、大きな効果と言えばこのようなところでしょうか。
最近ではスポーツジムに温浴施設が併設されたりと、
毎日通いやすいような場所が増えてきています。
銭湯は1回当たり最低でも460円ほどかかりますが、ジムであれば月8000~10000円前後で行き放題の所が多いので、光熱費を含めて考えると悪くはないと思っています。
以前自分が通っていたジムにあり、お風呂だけ毎日入りに行くようなこともありました笑
水風呂とサウナが克服できるようになったのは、筋トレのためにデブ活をするようになって、体脂肪率が増えてからは比較的楽に入れるようになった気がします。
痩せている人は体温が急激に変化しやすいので苦手かもしれないですね笑
自分のように家のお風呂がユニットバスで、湯船の掃除やお湯を貯めるのもめんどくさい!という方はとっても合っていると思いますよ。光熱費もかかりませんからね!
これを機に「行ってみようかな」と背中を押される人がいると嬉しいです。
是非健康な銭湯民族生活を送っていただければと思います。
以上!
経験という資源をブンパイホウソクするということ
自分は生きてきた。
そこには生きた年数分の”何か”が蓄積している。
自分にしか得られない体験=経験と呼ばれるような”何か”が堆積している。
その”堆積物”を他者に分配していくこと。
継続された分配が”信頼”という財産に代わる。
それら一連の流れを”分配法則”とする。
分配法則。カタカナで書くとブンパイホウソク。
ITの発達した次世代の生き方と言われているブンパイホウソク。
人のためになることを発信すること。すなわちそれはブンパイホウソク。
語感の良さから耳にこびりつくブンパイホウソク。
声に出して言いたい。ブンパイホウソク。
これからのライフスタイルはもちろんブンパイホウソク。
耳にやたらと残ってくるブンパイホウソク。
恐らく小学生のころに聞いた以降、一度も実生活では聞いたことのないこのワード
ブンパイホウソク。
もはや何が為の言葉だったのか思い出すことができないブンパ=イホウソク(1964~2014)
意味不明なのでもう終わりたいと思います。
今日からはじめる仮想通貨入門サイト・販売所・取引所・レートまとめ①
「とりあえず今からやろうと思うんだけど、どうしたらいいわけ?」
というビギナー(自分用)に実際に触ってみて「これは使うだろう」というサイトをまとめました。信用取引についてはオススメしませんのでここには書きません。
(2017年12月13日更新)
(2018年01月08日更新)
①便利なサイト
Bitcoin.com(ビットコインドットコム)
Bitcoin日本語情報サイト ~ 仮想通貨(暗号通貨)ビットコインのチャート・入手・使い方等日本語解説サイト
仮想通貨に関するニュースを取り扱っている。
どんな取引所があるかや手数料の比較や、現物、信用、先物など取り扱いのある取引所など一目で確認できる。
ビギナーはとりあえずここで情報を収集するのが良いかもしれない。
CryptoCurrency Market Capitalizations(クリプトカレンシーマーケットキャピタリゼーション)
ランキング形式でいろんな仮想通貨の時価総額がわかる。
こんなに通貨あるんかいな。という全体の雰囲気がわかる。
「時価総額」=「信用度+参加者のパワー」と考えて良い。
世界にはまだまだ知らない仮想通貨がたくさんあるので、原石をここで見つけられるかもしれない。
CoinGecko(コインゲッコー)
各通貨の全体的なレートが見たいと思って検索すると必ず上位に出るサイト。
販売所の価格にはスプレッド(売買の差額)が乗っているので市場価格を調べるときに使います。登録不要。
②販売所・取引所
仮想通貨を買ったり売ったりできる。
また日本円(JPY)を入金・出金したりできる。
販売所は外の取引所などから購入してきた仮想通貨を独自のレートで売買している。
そして販売所によって 各通貨の取引所機能を設けている。
まともな販売所は平成29年4月1日から金融庁への登録が義務化されました。
本人確認が徹底し始めたのはこのため。
Coincheck(コインチェック)
アルトコインの取り扱いが豊富でアプリが非常に使いやすい。
出典: Coincheck (20171213)
最近では出川哲朗さんがCMに出演しており、六本木ヒルズエスカレーターがある所で広告が大々的に貼られているようです。(20171213現在)
ただし購入直前画面までいかないとスプレッド(売買差額)が確認できないので初心者をカモっている。取引手数料が高い。便利料、勉強代と割り切るかアフィリエイト用に使おう。紹介プログラム(アフィリエイト有り)
bitFlyer(ビットフライヤー)
仮想通貨販売所でいち早くに公告に金をかけてたところ。
サイトも見やすくアプリも使いやすい。
ただしアルトコインのスプレッド(売買の差額)がめちゃくちゃ高く初心者をカモっている。
ここではBTC(ビットコイン)取引所のみの使用が良い。
紹介プログラム(アフィリエイト有り)
Zaif(ザイフ)
アルトコインの取り扱いが非常に豊富で、ユーザー数もかなり多い。
あのイケハヤ氏イチオシの取引所。
MONAコインや、ザイフトークン(ザフト)を使って売買できるCOMSA(コムサ)などの取引所があるのが強み。
弱点としてはユーザーが多すぎるため通貨の乱高下が起こるとサーバーが落ちたり、売買不能や遅延が起きたりする(20171213)。ID認証が大変遅い。
なので皆bitbankなど他取引所に分散し始めている(20171213)。アプリは微妙。
紹介プログラム(アフィリエイト有り)
③海外の取引所
Binance(バイナンス)
HF(ハードフォーク)したコインを配布した実績があるとして有名になりつつある中国の大手取引所。
日本語にも対応しており(雑な翻訳だが)Googleの2段階認証も取り入れている。BNBという独自の通貨がある。
これを使うと取引手数料が半額になる。(ザイフトークンの海外版みたいなイメージ)
紹介プログラム(アフィリエイト有り)
アプリ有り。アンドロイドでのみ入手可能(2018年1月8日現在)
「え?中国?」と自分も思って調べたところ、2017年9月14日の発表で中国国内からのアクセスを遮断し外国人向け取引所として機能しているようです。
詳しくはこちらの方がわかりやすいと思います。
Kucoin(クーコイン)
2017年9月に香港で誕生した取引所。
紹介プログラム(アフィリエイト有り)がMLMっぽい感じなのでネットワーカー界隈の人たちは儲かりそうなところ。KCNという独自の通貨があり、所有比率に応じて取引手数料の50%が分配されるとか。
イケハヤ氏によって紹介されています(2018年01月08日現在)
Poloniex. (ポロニエックス)
Poloniex - Bitcoin/Cryptocurrency Exchange
世界最大の取引量を誇るサイト。世界レベルで売買のボリュームとかトレンドとかも見れる。ただし全部英語。CoincheckやbitFlyerはここからコインを仕入れているとか。
以上、随時追加していきます。
キャッシュレス化の未来ー紙幣もクレカもこの世から無くなる
インドが高額紙幣を廃止したのは記憶に新しい。
インドでは2016年11月に流通紙幣の86%が廃止され、交換猶予期間中に在外インド人からインド国内に690億ドルも送金させることに成功している。
そもそも690億ドルのインド紙幣がインド国外にあるなんて不思議ですよね?
高額紙幣と言っても500インドルピーは日本円にすると840円ほどで、日本人の感覚で言うと1000円札以上が全て廃止されたようなものだ。
1000円札が無くなってしまったら、支払はどうするのだろうか?
現状ではクレジットカードやデビットカードのような手段が考えられるが、さらにインドは2020年までにクレジットカードも不要にするというのだ。紙幣とカードを不要とすることからATMやPOSさえも無くしてしまうという。(MASTERやVISAといった決済手段も違法な資金移動の手助けをするリスクがあると睨まれているからだろう。)
つまりキャッシュレス化である。さすがIT先進国と言えるだろう。
参考記事
そこで次世代の支払い方法として、インドのモディ首相はスマホ用決済アプリ「Bhim」を使った決済を導入する意向を示している。
このアプリを「アドハー」(日本で言うマイナンバー)とリンクさせ、指紋認証ですべての決済・取引を行えるようにするというのだ。
これは間違いなく世界規模で進行する潮流であると考えるのが自然です。
日本もマイナンバー制度が行きわたった後、高額紙幣の廃止から段階的に指紋認証による端末決済が主流になっていくことでしょう。
不透明な資金移動や不正資金が撲滅されるのは間違いありません。
日本では2025年あたりが節目でしょうか、すでに囲い込みははじまっているのです。
仮想通貨交換所は業者として登録が必要になるそうですよ。
平成28年12月28日に「仮想通貨交換業者の登録規制に関わる内閣府令」が公表された。
あらすじ
今まで、仮想通貨(暗号通貨)は新しい手段のために法的ルールが設けられていなかった。
そのため良くも悪くも法律の外で資金移動や金儲けが可能であった。国家間を超えてね。
(例:出金規制や外貨との交換規制のある中国元の逃避先、脱税資金の隠匿、交換所の計画倒産)
そのため利用者保護・課税債権の把握・資金洗浄対策として国がルール作りを急いでおり、その一環として資金決済に関する法律の規定に基づき仮想通貨規制(管理)を進めている。
この度の法律施行は金融庁HPで2017年4月を予定している。
ざっくり
平成28年12月28日の発表は仮想通貨に対する国の方針発表とパブリックコメントの募集であり、規制が施行される前段階だ。
「ちゃんとやりたい人はこの法律に従ってね。そうじゃない人は警告後、改善が見られなければ行政指導ですよ。何か意見があればよろしく。」
なんとも段階的で優しい規制だと言え、管理下の仮想通貨取引促進と利用者保護のバランスを取るための配慮を感じる。
既に国際的な潮流として仮想通貨の管理、違法な資金移動、脱税の監視は重要課題となっており、特に違法な資金移動の温床となっている仮想通貨市場にメス入れるという形だ。
どうなる?
国の最終目的としては、仮想通貨取引に関わるすべてを管理把握できるようにしたいので、交換所は現行の「銀行」とほぼ同じ法的拘束を受けることになる。
これに先だって行われているのは取引者が業者への身分証の提出義務だ。
国は、いつ、どこで、誰が、いくら、どうしたか?を把握したいのだ。
この規制が始まると違法な交換所やマイナーな仮想通貨は「消滅する」か「海外に拠点を移す」しかない。
また海外から日本への仮想通貨商品の勧誘も禁止されるため、少なくとも国内の仮想通貨に関する業務は完全に国の監視下に置かれることになる。
いつから?
施行期日は今回の資金決済内閣府令の条文における期日は空欄になっており、
平成29年1月24日までパブリックコメントを受け付けるなど経過措置をとっているが、金融庁HPでは平成29年4月予定としている。
最後の条文に「…施行の日の属する事業年度の翌事業年度から適用する。」とあるので、金融庁の発表から予測すると今年の4月1日からと見るのが妥当と思われます。
Bitcoinやその他仮想通貨に突っ込んでいる方は市場が大きく変動する時期になるので注視しなければいけませんね。
ちなみに同令では金融庁にひな形の書類を提出することで登録を受けるための事前準備が可能になっているので、まっとうに交換所を運営したい業者は、用意をしておいたほうがいいかもしれない。
今回発表された内閣府令について詳しく知りたい方は、
こちらの方がわかりやすくまとめておりますのでご参考までに。
仮想通貨に対する改正資金決済法を知りたい方はこちらを参考に。
仮想通貨に対する改正資金決済法等の動向と課題|2016年7月号|金融ITフォーカス|刊行物|NRI Financial Solutions