投資詐欺に引っ掛からないために~未然に防ぐ出資法
未然に防げる投資詐欺
今も昔も巷では高利子配当を謳い。
集金したお金を自転車操業しコゲつくと計画倒産する等の投資詐欺が横行しています。
そういった投資詐欺にあらかじめ引っ掛からないためには、やはり最低限法律の知識が必要です。
そこで今回は「出資法」から投資詐欺を見定める方法を書きたいと思います。
投資には必ず金銭の受け渡しが発生しますから「出資法」というのが関係してきます。
わかりやすく、ざっと目を通すだけでわかるように書いていきたいので
具体的な条文や第~条~項~○○などは省略します。一字一句覚える必要ないですし。
上限金利を知っていますか?出資法と制限利息法
単刀直入に出資法では20%を超える金利は刑事罰の対象となります。
平成22年6月18日の改正出資法で29.2%から20%を超える金利は刑事罰の対象となりました。またこの法律は「元本保証」にあたるものを禁止しています。
刑罰は重く「懲役5年もしくは1000万円(法人は3000万円)以下の罰金及び併科」とあります。
ですから年利20%を超える利子配当を謳うこと自体が違法であり、これを謳った時点で全て詐欺です。違法なんですからそもそもできるわけがありません。
また「利息制限法」というのものもあり100万円を超える出資の場合15%の法定金利が定められています。これを違反した場合行政処分の対象となります。
つまり、日本の法律では100万を超える投資は全て年利15%以下でなくてはいけません。
海外の投資案件だったら大丈夫?
では、国外なら問題ないのでしょうか?
日本国外であれば、その国々の法律が適応されるので大丈夫だと言われることがあるかもしれません。
確かにその通りです。
ですが、日本国内でやったらアウトです。
日本国は海外の投資案件を不特定多数に対し国内で金融商品を販売、仲介することは禁止しています。もし「儲かりますよ」と広めてしまうと「金融商品取引法」に違反してしまいます。
この金融商品とは「投資性のあるもの」全般をさします。投資性があるかどうかは「当局」が決めることであって「うちは大丈夫です」などという言葉は鵜呑みにしないことです。金融商品を扱う場合、金融商品取引業者登録が必要となります。
「関東財務局長(金商)第○○号」などの番号がありますので金融庁のHPから登録者を確認してください。
また、日本人が海外の投資商品を購入したい場合、本人が直接海外の金融機関に訪れて手続きをしなければなりませんが、税金面や人間関係で新たなトラブルを生みだす事例に枚挙に暇がありません。投資は自己責任であるということを肝に銘じなくてはいけません。
もう騙されない?過去にならう
はじめから投資話が違法であることが理解できれば、うまい話どころか危険な話であることが見破れるようになります。
このように出資法という法律を1つ学ぶだけでも多くの危険を回避することができます。法律というのは知っているものの味方なのですから。
保全経済会事件や円天事件をうけ当局が法整備を行ったのにも関わらず、同じような手法で被害者が後を絶たないのは、根本的な法律の理解が欠けていることが原因なのかもしれません。
違法な儲け話というのは鼻から実現する気がない場合がほとんどですし、法律の外であるということは、守ってもくれないということでもあります。
ご自身の資本を守るためにも法律の知識を身につけ、相手の謀を見破れるようにしましょう。
日々勉強です。
目立つ人とは何なのか?その特徴~そもそも論
yahoo検索とgoogle検索から「目立つ人」「目立つ人 特徴」で見にくる人が多かったので、 小さい頃から人の目を集めるのに事欠かない自分が「目立つ」ということについて書きとめたいと思います。
自分は幼少期よりADHDであることと容姿から人の目につきやすく、学校生活においても先生に真っ先に怒られるのが専売特許でした。
自分なりに「目立つ」というテーマを因数分解してみましたので書き綴っていこうと思います。
◆「目立つ」ということ
これを読んでいる方は「目立ちたい」と思いますか?
それとも「目立っている人」について知りたいですか?
他のサイトにもいろいろケースごとの説明がされてますが、
根本的な「なぜ目立つのか?」「目立つとはなにか?」という
そもそも論がなかったので「目立つ」ということを読み解いていきたいと思います。
◆目立つ人の特徴
結論から述べますと「目立つ人の特徴」=「普通ではない」ということです。
ここでいう「普通ではない」というのは「一般大多数ではない」特徴を持つことです。
その特徴は見た目、行動や能力といったもので人に印象を残します。
平均ではない、他と比べて変わったところがあると「目立つ」ことになります。
同じような姿かたちをしている中で1つだけ違うものがあれば目立つというものです。
真っ白で均一にデザインされたA4ノートに、コーヒーのようなシミが一滴でも垂れていれば、それは非常に気になる「目立った特徴」になります。
つまり珍しく、見慣れない特徴があるほど他と比べて引き立って見えます。
人は見慣れないものほど印象に残りやすく、記憶にも残りやすいものです。
良いか悪いというよりも珍妙かどうかで、その「目立ち度」は変わります。
人間の知覚や判断などはすべて「相対的(他と比べて)」でしか判断することはできません。目立つことは構造から考えるとシンプルに思われます。
心理学の分野では「コントラストの原理」として人間の普遍的な心理反応として説明されています。これは多くの場合ビジネスマーケティングの広告分野で使用されていますが、本編とは話が逸れますので割愛します。
他と比べて少数派の特徴であれば何でも「目立つ特徴」になり得ます。
「容姿端麗」であることも他と比べてめずらしい特徴ですし、
身近な例えであれば「足が早い」「勉強が得意」「顔のほくろに毛が生えている」「生え際が不自然」など平穏な日常生活の中でイレギュラーな出来事ほど頭に残りやすいものです。
◆「目立つこと」とうまく付き合う
上で述べたように「目立つ」=「他と比べて普通(平均)ではない」特徴を持っているということです。
もしそのような特徴を自分の中に見つけた場合どのように付き合っていけば良いのでしょうか。
それをコンプレックス(劣等感)と捉えて隠そうとする人もいれば、人生の中でうまく役立てようとする人もいると思います。
人が持つ様々な特徴は「優れている」のかもしれませんし「劣っている」と感じこともあるかもしれません。
しかしその評価や考え方は人や時代によって「相対化(他と比べて)」されるものなので1つのものから、たくさんの解釈(考え方)を生み出せます。
そこで、自分が生きてゆく上でもっとも不自由ではない考え方を選ぶことが、自分や周りと向き合っていく上で大切なことなのではないかと思います。
また、少しずつでありながらそのような考え方が受け入れられる社会になってきているようにも思います。
◆最後に
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
「目立つ特徴」は自身にも深い関係がありましたので生真面目に書かせていただきました。笑
これを読んでいただいた方に少しでも有益があればと思う所存です。
何かお気づきの点がありましたらコメント等ご連絡いただければと思います。
随時修正、加筆していきたいと思います。ありがとうございました。